【虎に翼】三淵嘉子の父は逮捕されない!共亜事件の実在モデルは帝人事件!

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NHKの朝の連続テレビ小説「虎に翼」が話題になって、さらに、主人公のお父さん、猪爪直言(いのつめ なおこと)の逮捕に注目が集まっています。

お父さんのモデルは武藤貞雄(むとうさだお)です。武藤貞雄は史実では逮捕されてません。

また、共亜事件のモデルになった帝人事件についてもわかりやすくまとめます。

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虎に翼 あらすじ

日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語です。

ときは戦前、現在よりもずっと男性優位の社会で、女性は女学校をでたら、結婚するのが当たり前の世の中。

主人公の寅子は、夫とは対等な関係いたいと考えるかなり珍しい存在。

そんな寅子が、戦争の荒波に揉まれながら、戦後家庭裁判所の創設に尽力し、裁判官なるというもの。

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相関図

主人公のお父さん猪爪直言(銀行員が逮捕されるわけですね)

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三淵嘉子の父(武藤貞雄)は逮捕されない!

虎に翼の主人公のお父さんのモデルは逮捕されません。

下に、武藤貞雄の経歴をまとめます。

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武藤貞雄の経歴まとめ

妻のノブとともに、香川県丸亀市出身です。

丸亀藩の御側医を務める宮武家に生まれ、武藤家に養子に出される。

養子に出されたとはいっても、もともと医師の家系に生まれたということもあり、医師になることが期待されていたが、

旧姓亀丸中学から、一高、東京帝国大学の法学部を出て、台湾銀行に就職した。

その後、シンガポール支店、ニューヨーク支店に赴任する。

ちなみに、寅子のモデルになった嘉子はシンガポール赴任時代に生まれている。

 

共亜事件の実在モデルは帝人事件!

帝人事件は、戦前の1934年に起こった疑獄事件。齋藤内閣総辞職の原因となったが、起訴された全員が無罪となった。そのため、現在では倒閣を目的にしたでっち上げの可能性が極めて高いものと見なされている(Wiki)

帝人事件をわかりやすく図解

①昭和恐慌の際、台湾銀行が鈴木商店への資金を引き上げたことで、鈴木商店が倒産しました。

②鈴木商店は倒産しましたが、鈴木商店の持っていた帝人株が担保として台湾銀行に渡ります。
※帝人は当時鈴木商店の子会社

③その後、元鈴木商店の金子直吉が、政財界と協力して、株を買い戻します。
ここを色々疑われてしまったわけですね。

金子は株が上がるとわかっていたのではないかとか、政財界は金子から利益の一部をもらうために、台湾銀行に圧をかけたのではないかなどなど。

結果斎藤内閣が総辞職するという大騒動になりまりました。

 

帝人事件の判決

この裁判を担当した裁判官石田和外はこの裁判で判決文をまとめあげ「水中に月影を掬(きく)するが如し」と言って全員を無罪にしました。

水中に月影を掬(きく)するが如し、「水の中に映る月を手ですくうようなものだ」の意味。

石田和外は松山ケンイチ演じる桂場です。

【虎に翼】桂場等一郎のモデルは石田 和外!帝人事件の担当裁判官!

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