【虎に翼】山本紘作の実在モデルは田中耕太郎。史実で尊属殺人を合憲と判断!

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2024年7月現在NHKの朝の連続テレビ小説虎に翼で第二代目の最高裁判事山本紘作の実在モデルが話題になっています。

 

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虎に翼 あらすじ

日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語です。

ときは戦前、現在よりもずっと男性優位の社会で、女性は女学校をでたら、結婚するのが当たり前の世の中。

主人公の寅子は、夫とは対等な関係いたいと考えるかなり珍しい存在。

そんな寅子が、戦争の荒波に揉まれながら、戦後家庭裁判所の創設に尽力し、裁判官なるというもの。

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【虎に翼】山本紘作はどんな人物?

なんとなく悪者感がありますが、この山本はどんな人物でしょうか?

最高裁判所の二代目長官。
尊属殺重罰規定が合憲か違憲かを決める最高裁判決に携わる。

尊属殺重罰規定、、、難しい法律用語ですね。後で解説します。

現実の最高裁判所の二代目長官はどんな人物だったのでしょうか?

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実在モデルは田中耕太郎

戦後第二代長官は田中耕太郎です。

東京帝国大学法学部卒業後内務省に入省しました。

戦後に参議院議員を経て、昭和25年に戦後第二代最高裁判所長官になります。

ドラマの作中では田中耕太郎が第二代最高裁判所長官のときに尊属殺人の罰則規定の合憲性が争われました。

このあたり解説します。

尊属殺人とは

ドラマ中でも説明がありましたが、尊属とは自分より上の世代の人のことです。

例えば、父母、祖父母、叔父叔母などですね。

この尊属◯してしまった場合、罰則が、死刑か、無期懲役しかなかったんですね。

他の人をあやめた場合と、尊属をあやめた場合で、罰則が違いすぎるのは、憲法14条の法の下の平等に反するのではないかと争われました。

昭和20年代では、憲法に違反しないという結論でした。

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現在尊属殺人の規定は憲法違反!

ところが、昭和44年尊属殺人の罰則規定は法の下の平等に反して憲法に反するという判決がでました。

昭和44年の事件では、被疑者(犯人)があまりにも可哀想すぎたので、執行猶予をつけるために当時の裁判官が憲法に違反すると判断しました

この事件の内容は、あまりに悲惨な内容なので、言及は避けます。

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